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ナンバープレートの歴史(2023年8月28日更新)

1897〜1940〜1950〜1960〜1970〜1980〜1990〜
2000〜2010〜2020〜

■組織 ●法令 ▲車両 ◆税金 ○その他

1970(昭和45)年
●「道路運送車両法の一部を改正する法律」が施行される。
 【様式】回送運行許可制度が新たに設けられ、それまでの二本斜線の臨時運行許可番号標は廃止、一本斜線の臨時運行許可番号標と赤枠の回送運行許可番号標という現在のスタイルができあがる。(1月1日)
●登録業務の電子情報処理化に伴い「自動車登録規則」を改正。(3月1日)
 【様式】「自動車の使用の本拠を管轄する陸運事務所を表示する漢字」+「自動車の種別及び用途による分類番号を表示する二桁以下のアラビア数字」+「自動車運送事業の用に供するかどうかの別等を表示するひらがな又はローマ字」+「四桁以下のアラビア数字」をその順序に組み合わせるものとされる。官公署用のかな文字「た行」の区分が廃止される。分類番号は二桁の同じ数字(例:55、88)になる。全国一斉ではなく各事務所で順次切り替え。ただし、軽自動車と二輪車は対象外。
●「道路運送車両の保安基準の一部改正に基づく保安装置の取付促進について」が出される〔運輸省自動車局整備部車両課長通達〕(3月19日)
○東京都陸運事務所で自動車の登録、検査業務の電算機による業務の開始。(5月11日)
○東京都陸運事務所で「品川51」から「品川55」が登場。(5月11日)
○栃木県陸運事務所で「栃5」から「栃55」が登場。(5月)
○「名古屋55」「三河55」「三55」「岐55」が登場。(9月14日)
○札幌陸運事務所で字光式ナンバープレートの交付が始まる。諸説はあるが、当初は発生する熱でプレートに付着する雪を溶かすことが目的だったとのこと。(11月1日)
1971(昭和46)年
●自動車登録番号及び車両番号の指示区分が定められ、自動車登録番号及び車両番号に使用するひらがな又はローマ字については先順位からとし、番号は1から始め9999までになったら次へ移り、以下これを繰り返すものとされる。(4月5日)
○福島県、山口県で分類番号二桁化。(4月5日)
○北海道で分類番号二桁化。(4月)
●陸運局長あてに「キャンピング・トレーラ等構造基準について」が出される〔自動車局整備部長通達〕(5月10日)
●日本自動車工業会会長・日本自動車車体工業会会長あてに「キャンピング・トレーラ等の構造基準について」が出される〔自動車局長通達〕(5月10日)
◆自動車重量税法施行。(11月1日)
1972(昭和47)年
●陸運局長あてに「ポール・トレーラの構造基準について」が出される〔自動車局整備部長通達〕(2月14日)
■沖縄県の返還に伴い、沖縄県陸運事務所が開設され、「沖」と表示される。分類番号は1桁。(5月15日)
●沖縄県陸運事務所設置条例〔沖縄県〕(5月15日公布、即日施行)。陸運事務所の所在地の記載は那覇市。
◆アメリカ合衆国軍隊の構成員等の所有する自動車に対する自動車税の特例に関する条例〔沖縄県〕(5月27日公布、即日施行)
■軽自動車の検査と軽自動車検査協会の設置を内容とする「道路運送車両法の一部を改正する法律」公布。(6月12日)
■軽自動車に関して軽自動車検査協会が登録を行うことになる。(8月8日)
■軽自動車検査協会設立認可。(8月22日)
■軽自動車検査協会が東京都港区赤坂8-10に本部を設置。(9月1日)
○神奈川県で字光式ナンバープレート(横浜55ろ)の交付が始まる。(9月)
■軽自動車検査協会が全国9箇所に主管事務所設置。(10月1日)
■軽自動車検査協会が沖縄県に事務所設置。(12月10日)
1973(昭和48)年
○長野県で字光式ナンバープレートの交付が始まる。(2月)
■軽自動車検査協会が全国43箇所に事務所設置。(4月1日)
○近畿管内で字光式ナンバープレートの交付が始まる。(6月)
●沖縄県陸運事務所設置条例の一部を改正する条例〔沖縄県〕(7月23日公布、即日施行)。陸運事務所の所在地の記載が那覇市から浦添市に改められる。
●「道路運送車両法の一部を改正する法律」施行され、軽自動車の検査業務開始。軽自動車のうち四輪貨物の分類番号を「6及び61」、四輪乗用の分類番号を「8及び81」に改める(詳細不明。このときからゾロ目か?「絵で見る自動車」では検査対象車のみ分類番号がゾロ目となるとの記述あり)。また駐留軍人軍属の私有する軽自動車等の車両番号に表示するかな文字又はローマ字に「A」又は「B」が改めて指定される。(10月1日)
○長崎で字光式ナンバーの交付が始まる。(10月)
○岐阜で字光式ナンバーの交付が始まる。(11月)
○東北管内(青森・岩手・宮城・福島)で字光式ナンバープレートの交付が始まる。(11月20日)
▲「ホイール・ブレーカ」「フォーク・ローダ」が、運輸大臣の指定する特殊な構造を有する自動車として指定される。(運輸省告示第四百四十二号)(11月23日)
○山口で字光式ナンバーの交付が始まる。(12月3日)
○香川県・愛媛県・高知県で字光式ナンバープレートの交付が始まる。徳島県は開始時期不明だが12月から実績あり。(12月)
1974(昭和49)年
○沖縄(宮古・八重山を除く)で分類番号二桁化。(9月13日)(1973年4月1日〜という情報もある。)
1975(昭和50)年
●検査対象軽自動車のナンバープレート(中板)が新設される。(1月1日、払出は1月4日から)
 【様式】自家用は黄地に黒文字、事業用は黒地に黄文字と定められる。なお、車両番号に用いる分類番号は貨物車が「40」、乗用車が「50」、特種車が「80」から使用することとされた。地名については頭文字ではなく、フル表示となる。(例:茨→茨城)
■埼玉県熊谷市に埼玉県陸運事務所熊谷支所が開設され、「熊谷」ナンバーが登場する。埼玉陸運事務所直轄区域は「埼」「埼玉(検査対象軽自動車)」から「大宮」ナンバーになる。(3月20日)
●検査対象軽自動車のうち小板の分類番号が同じ数字による二桁化(いわゆる「ゾロ目」)され、三輪及び被牽引「33」、四輪貨物「66」、四輪乗用「88」、特種用途「00」となった。なお、二輪車等の検査対象外軽自動車の分類番号は一桁のままで据え置きとされた。(1975年4月1日という説もあるが、これは1973年10月1日以降らしい。)
●外務省に登録される外交官、領事官等の自動車に五桁の数字の登録番号標を制定する。(4月23日)
■愛知県陸運事務所小牧自動車検査場に小牧支所が開設。登録課を新設。(5月1日)
■軽自動車検査協会が多摩、浜松、福山、北九州各支所及び厳原、大島各分室の業務開始。(6月1日)
▲軽自動車の規格を550cc以下に決定する。(8月27日、9月1日公布)
1976(昭和51)年
▲軽自動車の規格が排気量550cc、長さ3200mm×幅1400mm以下に改定される。(1月1日)
■軽自動車検査協会が松本支所の業務開始。(6月10日)
○沖縄(宮古・八重山)で分類番号二桁化。(12月1日)(12月13日という情報もある。)
1977(昭和52)年
■静岡県沼津市に静岡県陸運事務所沼津支所が開設され、「静岡」から分割し「沼津」ナンバーが登場する。(5月9日)
▲東京陸運局で、レンタトラックの範囲を拡大する。3.5t未満→5t未満。ダンプ2t積まで。改造車、霊柩車、ミキサー車は対象外。その後、他の陸運局も次々に範囲を拡大していく。(9月)
■愛知県陸運事務所西三河支所の所在地が行政区画変更により豊田市若林西町西葉山46となる。
■三重県四日市市に三重県陸運事務所四日市自動車検査場(検査業務のみ)が開設される。
1978(昭和53)年
■軽自動車検査協会が足立、三河各支所の業務開始。(2月6日)
■新潟県長岡市に新潟県陸運事務所長岡支所が開設され、「長岡」ナンバーが登場する。新潟陸運事務所直轄区域は「新」から「新潟」ナンバーになる。(2月20日)
■茨城県土浦市に茨城県陸運事務所土浦支所が開設され、「土浦」ナンバーが登場する。茨城陸運事務所直轄区域は「茨」「茨城(検査対象軽自動車)」から「水戸」ナンバーになる。(4月17日)
▲レンタマイクロバスの車両長を8.14m以下から7m以下にする。(8月)
1979(昭和54)年
●自動車登録検査業務電子情報処理システムの第一次システム更改を実施。(1月1日)
■福岡県久留米市上津町に福岡県陸運事務所久留米支所が開設され、「福岡」から分割し「久留米」ナンバーが登場する。(2月26日)
■山形県東田川郡三川町に山形県陸運事務所庄内支所が開設され、「庄内」ナンバーが登場する。(3月12日)
■福島県いわき市に福島県陸運事務所いわき支所が開設され、「いわき」ナンバーが登場する。(4月23日)
▲東京陸運局で、レンタカーのダンプを2t積までから5t未満積までに拡大する。(5月)
■愛知県小牧市に愛知県陸運事務所小牧支所が全面業務開始し、「名古屋」から分割し「尾張小牧」ナンバーが登場する。(8月6日)